バイクの査定基準と査定方法

 

バイクの査定を業者に依頼すると、メールや電話ですぐに概算の相場帯が伝えられます。
そして現車査定では、10分〜20分程度の査定で具体的な査定額を提示されます。
業者はどのようにして査定額を算出しているのでしょうか?
業者が行うバイクの査定基準と査定方法をまとめました。


バイクの相場情報はチェックする

バイクの査定依頼を受けた業者は、車種と年式、走行距離などを参考に相場情報をチェックします。相場情報には、主に次のものがあります。

 

  • 業者用オークションの落札情報
  • 全国の店頭販売している中古バイクの価格情報
  • ヤフオクなどネットオークションの落札情報
  • 同じカテゴリーのライバル車種や姉妹車種の相場情報
  • 自社の買取価格と販売価格の履歴

 

全国で流通している中古バイクの価格情報を調べて、買取可能な相場情報をチェックします

 

買取専門店のバイク王では、豊富な取引データをコンピューター管理を行っていて、電話で査定依頼すると僅か1分程で概算の査定額を教えてくれます

 

業者によっては、現車査定をするまでは相場情報の開示をしてくれない場合もあります。

相場情報のみで提示される概算相場は状態が良い事が前提

電話やネットなどで簡単な情報を伝えて提示される概算相場は、状態が良い事が前提です
現車査定では、そこから外装やエンジン、足回り、装備品などの状態を確認し、基準価格から減点法で最終査定を提示されます。

 

つまり相場情報のみで提示された概算相場では、必ずしも売却できません。

 

現車査定の項目

現車査定のチェック項目は業者や査定士によって若干異なります。
一般的な査定方法を紹介します。

フレームのチェック

バイクは転倒歴が重要です。立ちゴケ程度で綺麗に直してあるバイクであれば査定の減点にはなりませんが、フレームが歪んでしまうと外装を直しても大きな査定減点になります
査定でフレームの状態をチェックする時は、溶接部分に塗装の割れや盛り上がりがないかチェックします。

 

ハンドルストッパーとハンドルの切れ角

バイクのハンドルは切れ角を調整するためにストッパーが付いています。バイクが転倒すると、ハンドルに過度な力がかかり、ストッパーに傷や変形など転倒の痕跡が残ります。

 

ハンドルストッパーが交換されている場合でも、あとから取り付けたりハンドルストッパーの調整を行っている場合、ハンドルの左右の切れ角に違いが出る事がります。
査定士はハンドルストッパーとハンドルの切れ角から、転倒歴を見抜きます

 

フロントフォークの歪み

転倒や衝突を起こすと、フロントフォークが歪むなど変形する事があります。
まずは見た目でチェックし、ハンドルを下に押してフロントフォークの減衰時の動きを見ます。

 

外観

カウルやタンク、フレーム、ステップ、エンジン周辺など外観からバイクの状態を判定します。
カウルなどの外装は生活傷や塗装の色あせ、日焼けなど傷、凹み以外の状態も確認します。
外観から、バイクの転倒歴や管理状態をチェックします。

 

エンジンの状態

実際にバイクのエンジンをかけて、異音やアイドリングの安定性からエンジンコンディションや排気漏れをチェックします。
不動車の場合は、必要に応じてバッテリーの電圧やプラグの状態など、不動理由を探します。

 

オイル漏れの確認

エンジンオイルや、フォークオイルなど各種オイルが漏れている所がないかチェックします。
オイル漏れが多い所は、フロントフォークやリアサスペンションのオイルシールが貼ってある部分とクランクケースの結合部分です。

 

消耗品の状態

買取をする業者は、再販する時の事を見据えて査定します。
タイヤの残り溝やひび割れ、ブレーキパット、ライトまわりなどの消耗品をチェックして、要交換の部品をチェックします。要交換部品が多いと、消耗品の部品代が査定額から差し引かれます

 

ただし優良業者の場合、工賃などは含まずパーツの仕入れ価格など最低限の費用を査定から減額して他社の査定と差をつけてます。

 

メーター巻き戻しの要因探し

メーター巻き戻しは業者が悪意で行う場合もあれば、転倒によりメーターが破損した事により交換された車両もあります。メーターの走行距離と実走行距離が合っていないバイクを「メーター改ざん車」や「メーターバック車両」と呼ばれます。

 

メーター巻き戻しの要因を探す代表事例を紹介します。

 

  • ブレーキディスクが走行距離の割りに摩耗している
  • シフトペダルのゴムが走行距離の割りに擦れている
  • 点検記録簿の有無
  • 車検証に記載されている走行距離の履歴

 

このように、走行距離に対して不自然な部品がないかをチェックします
点検記録簿など、走行距離の記録が残っている書面があると、メーター巻き戻しをしていない車両だとアピール材料になります。

 

カスタムのチェック

カスタムなど社外品が取り付けてあるバイクは内容に応じて加点と減点を行います

 

ブレーキのメッシュホースや、HIDライト、ETCなど人気が高く、社外品を付けている事を嫌う人が少ないカスタムは加点対象になります。また有名メーカーのマフラーや、まとまりがある完成度の高いカスタムは高く評価される事もあります。

 

荒い運転をしていないかチェックする

峠を責めたり、サーキット走行をしているバイクは、転倒歴が無くても、エンジンを高回転まで回す乗り方をするため、減点対象になります。

 

タイヤの銘柄やバンク角、バックステップなどスポーツ走行特有のカスタムも参考に、荒い運転やスポーツ走行をしていないかチェックします。

 

査定の評価は業者によって異なる

バイクの査定項目は、各業者で共通点が多いですが、加点や減点の幅など、それぞれのバイクをどのように評価するかは業者によって大きく違います
例えばカスタム車両の場合、A社では基準価格に加点するけど、B社だと減点されてしまう事もあります。

 

大手のバイク王やバイクワン、バイクランドなどの複数の業者に査定をしてもらって、高額査定を提示してくれる業者を探しましょう。

 

  • バイクの査定基準は、取引情報や過去の買取実績、店頭販売価格の相場などを基準に算出されます。
  • 大手では、電話で問い合わせると1分で概算の査定価格を教えてもらえる場合があります。
  • 現車査定では、バイクの外観や走行機関、カスタムの評価や管理状況などを細くチェックします。
  • 転倒歴や荒い運転、メーター巻き戻しなどはバイクをチェックすれば、見抜けるポイントがあります。
  • 査定方法は、各業者で共通点が多いですが、査定したバイクをどう評価するかは業者ごとで様々です。

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「バイク王」「バイクランド」とあわせて比較査定すれば、どのジャンルのバイクでも高く売れるところが見つかるでしょう。